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タイトル 日 時
ギャラリーフェイク
『ギャラリーフェイク』「愛国者のトリック」は藤田が右翼の大物フィクサーの依頼を受ける。フィクサーは日本の宝である雪舟の水墨画の国外流出を阻止しようとする。志は立派であるが、行っていることはだましである。大物フィクサーの前でも軽口を慎まない藤田の反骨精神は見事である。中でも藤田の相互主義の論理は注目に値する。 フィクサーは日本の美術品の国外流出を阻止することで愛国者を任じている。一方で自分の邸宅で海外の美術品をコレクションしている。これをフィクサーは自国文化を唯一とする偏狭さはなく、海外文化も... ...続きを見る

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2018/05/30 08:36
へうげもの3巻
へうげもの3巻は本能寺の変から山崎の合戦までである。作品の面白さはトーンダウンしたと感じた。松永久秀の話を聞かずに平蜘蛛の茶釜に見とれるなど名物狂いが面白かった。ところが、この巻では古田織部が名物にときめかなくなっている。代わりに路傍の草花や縄文土器にときめているが、過去の名物への熱情に比べると弱い。これは室町時代の伝統的価値観から独立した自己の美意識を形成する過程にあることを示すもので、物語としては必要なものである。 ...続きを見る

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2018/05/30 07:36
役所仕事に納期意識を
民間感覚で役所仕事に納期意識を徹底させます。遅れさせて良いことはありません。 自治会を役所の下請けのように使っている。自治会の負担が増大している。 避難所に十分な暖房設備、燃料がない。災害は寒い冬に起きることがあります。文字通り避難所のお寒い状況です。 自動車のナンバーの選択肢を増やします。うなぎナンバーなどや応援するサッカーチームのナンバーがあったら面白くないですか。 議員の居眠りは考えさせられます。テレビドラマ『ブラックペアン』の渡海は会議中に眠そうにしていますが、有能です。その有... ...続きを見る

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2018/05/25 08:42
新しい選択肢を
新しい選択肢を作ります。現状に満足しているかもしれませんが、それがいつまでも続けられるとは限りません。 戻りたくなる、帰りたくなる街にします。 癒しの森・あきがせ公園にします。自然の中で絵を描くワークショップを開催します。自然散策もケアになります。 開発のために地域住民の知らぬ間に勝手にどんどん樹木を伐採することを避けます。 開かれた団体にします。新しい人が入りたくなる団体にします。魅力を感じるような団体にします。新しい人に魅力がある仕組みにします。折角加入して会費を納める以上、得るも... ...続きを見る

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2018/05/22 23:36
命を延ばす食卓
末期ガンになったシェフの食事を紹介した書籍である。フランス料理のシェフであったが、和食中心に転換した。日本人の洋食化がガンなどの病気を増やしていることは今では十分に認識されているが、シェフの実践は勇気がいる。葛藤があっただろう。 肉よりも魚、野菜が良いことも広く知られている。本書も、その傾向に沿っているが、肉を全く食べないというベジタリアン的な厳格さはない。料理自体は様々なものがあり、健康食の単調さはない。食材や調味料、調理法を工夫している。 それでもパンは紹介されていない。パンを食べるな... ...続きを見る

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2018/05/21 08:30
落葉の隣り
山本周五郎『落葉の隣り』は時代小説の短編集である。表題作「落葉の隣り」は長屋で育った貧しい子ども達の物語である。現代の子どもの貧困にも通じる貧困家庭の問題が描かれる。やるせない物語である。誰も幸せにならない。相手のダメさを指摘する人も、その指摘は正しそうであるが、自身は酒に溺れている。 終わりに予想外の真相が明らかになるが、それで誰かが変わる訳ではない。 次の短編「あすなろう」もやるせない。それどころか物語の筋も見えにくい。しかし、最後に話はつながる。ハッピーエンドではないが、それで救われ... ...続きを見る

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2018/05/20 17:22
ダブルフェイス
『ダブルフェイス』は二つの顔を持つ男を主人公とした漫画である。表向きは貸金業者の冴えない平社員である。その正体は貸金業者のオーナーで、手品を使って社会悪を裁いている。平凡そうな人物が法で裁きにくい社会悪を裁く設定は、よくあるパターンである。本作品の特徴は、主人公が貸金業者というステレオタイプな見方では社会悪になりそうな職業である点である。 ...続きを見る

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2018/05/20 08:56
ハロー、アメリカ
『ハロー、アメリカ』は合衆国が崩壊して1世紀後を描くSF小説である。20世紀末に化石燃料が枯渇し、エネルギー危機が起きたという設定である。現実は本書のようにならなかった。 既存の油田が枯渇すれば従来は採掘が技術面や採算面で難しかった場所で採掘されるようになる。また、シェールガスのような新しい化石燃料も採掘される。さらに自然エネルギーの技術進歩も著しい。このように需要があれば供給が生じる。市場原理は20世紀後半の研究者が考えた以上に強靭であった。 この意味では本書は市場重視の新自由主義が勃興... ...続きを見る

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2018/05/19 16:50
ボルト5巻
ボルト5巻は謎の組織、殼との戦いが始まる。とは言うものの、未だ敵の正体も目的も不明なままである。科学忍具の評価は下げて上げるという物語では分かりやすい展開になった。それに利用されたボルトが面の皮である。この巻のボルトは、すっかり科学忍具嫌いになっている。努力や根性を重視して新技術を否定する前時代的な精神論になっている。ボルトはナルトの次の世代の位置付けであるが、ロスジェネ世代(就職氷河期世代)の私から見ると、むしろナルトよりも旧世代の古さを感じる。 ボルトは見知らぬ人とお喋りするコミュ力が高... ...続きを見る

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2018/05/19 15:55
ブラックペアン4話
ブラックペアン第4話「小さな命を救って!スナイプ完結最終章」が放送された。渡海の台詞「古いやり方にも強みはある。前に進むだけが医療ではない」は名言である。他の分野にも当てはまる。焼け野原から経済大国にすることを誇るような前に進むことしか考えない戦後日本社会にとって重要である。 今回は渡海が佐伯教授の逆鱗に触れて干される。医局員や研修医の渡海の評価も手のひらを返したようになるが、視聴者は第1話から第3話まで渡海の凄さを見せつけられている。どうせ手術で立ち往生すれば渡海を呼ぶのだろうとしか思えな... ...続きを見る

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2018/05/14 07:49
ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか
福田一郎『ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか』(青春出版社、2008年)はドバイの経済的繁栄を解説した書籍である。ドバイは砂漠ばかりで石油も出ない、夏は酷暑で過ごしやすくもないという悪条件が重なっている。立地を重視する日本の不動産業界ではマイナス評価されそうである。ところが、今やドバイは企業や観光客の集まる最先端の国際都市である。 その理由を本書はドバイが平等で誰にでもチャンスを与えてくれるからとする。「ドバイには、外国人だから、外資だから、会社が小さいから、新しい会社だからというような差別... ...続きを見る

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2018/05/13 19:06
埼玉地名の由来を歩く
谷川彰英『埼玉地名の由来を歩く』(ベスト新書)は埼玉県内の地名の由来を解説した新書である。タイトルに「歩く」とあるように現地を歩いて写真を撮る紀行文の要素もある。 埼玉の県名は行田市にあった埼玉村に由来する。テレビドラマ『ブラックペアン』第3話では行田産さいたま米で卵かけご飯を作っていた。この埼玉の由来を踏まえると浦和市、与野市、大宮市が合併して、さいたま市を名乗ることは地理的には正しくない。足立郡に位置し、埼玉郡ですらなかった。 一方で埼玉は幸いの魂という意味であり、素晴らしい名前である... ...続きを見る

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2018/05/12 17:11
ドンケツ25
『ドンケツ25』は半グレ・ヤンキーへの反撃の続きである。ヤクザは反社会的勢力であるが、一般人に害悪をもたらす半グレ・ヤンキーをヤクザが叩きのめすことはカタルシスである。しかし、本書はカタルシスを通り越してヤクザの恐ろしさを印象付けるものになった。 半グレ・ヤンキーの配下を潰し、中ボスとラスボスを残すのみとなった。普通のバトル漫画ならば、ここからが長い戦いになる。ところが、本書は呆気ない。半グレ・ヤンキーは群れなければ弱虫という実態を描いている。 さらにラスボスにヤクザの怖さを自省させ、彼ら... ...続きを見る

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2018/05/12 10:32
怪盗ニック全仕事5
『怪盗ニック全仕事5』は価値のないものだけを盗む怪盗ニック・ヴェルベットの短編集の5冊目である。5冊目ともなると主人公も年をとり、アクションは向かない体になった。作品内でキャラクターが年をとっていく点はアガサ・クリスティのポワロやミス・マープルと共通する。日本のサザエさんやドラえもんとは異なる。 英米のミステリー作品を読むと感じることは、被疑者の人権が尊重されていることである。本書では被疑者の要望を尊重して、弁護士ではなく、フリーのコンサルタントを名乗る人物が被疑者との接見が認められている(... ...続きを見る

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2018/05/11 19:55
深川安楽亭
山本周五郎『深川安楽亭』は時代小説の短編集である。さいたま市立桜図書館で借りて読んだ。表題作「深川安楽亭」は異色の作品である。会話文が多く、物語の流れが見えにくい。 深川や木場など江東区に馴染みの地名が登場する。運河が縦横に走っており、水運の拠点であったことをうかがわせる。 最初の短編「内蔵允留守」は中学校の国語の教科書に掲載されていた。道を究めるということが、戦後の高度経済成長やバブルのような拡大路線とは異なることを教えてくれた作品である。中学生が全てを理解できるものではないとしても、そ... ...続きを見る

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2018/05/07 08:39
ブラックペアン第3話
渡海は過去二回のスナイプ手術で起きた問題を、これからスナイプ手術を受ける患者に説明した。不利益事実を説明する点で東急不動産だまし売り裁判原告として高く評価する。不都合な事実を隠した騙しには吐き気がするほど怒りがこみ上げる。 患者への説明責任を果たす渡海であるが、同僚への説明は乏しい。もう少し丁寧に説明したら、円滑に進むと思わないこともないが、それも良い。働き方改革で無駄な仕事の撲滅が求められているが、無駄な仕事の多くは会議時間である。逆に働き方改革の抵抗勢力がコミュニケーションを強調して、密... ...続きを見る

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2018/05/07 07:38
しびらきマーケット
さいたま市桜区の、しびらきファームいちご園で、しびらきマーケットが開催されました。私は紅ほのかとメロンパン、はちみつバターパンを買いました。もぎたてのイチゴは温かく、甘いです。パンは蜂蜜などで甘さを出しており、上品な甘さです。 子ども向けキャラクターグッズでは、アンパンマンが目立ちました。私の子どもの頃は、アンパンマンは絵本の存在であり、エンタメの印象は乏しかったです。今の子どもにアンパンマンが大人気なところを見ると世代を感じます。 アンパンマンのマーチは頭の中でリフレインされる曲です。実... ...続きを見る

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2018/05/06 12:17
七時間半
獅子文六『七時間半』は特急列車を舞台としたドタバタ大衆小説である。東海道新幹線ができる前、東京から大阪まで七時間半かかっていた時代である。乗務員や乗客の恋模様が中心であるが、乗客の総理大臣を狙って全学連トロツキストが爆弾を仕掛けたとの噂が広がる。戦後昭和の風俗を反映した作品である。全学連トロツキストの噂も当時の風俗の反映であるが、作品内での存在感は小さい。存在感はスリ以下である。それは、そのまま当時の人々の感覚になるだろう。 本書の乗客は「日米条約なんて、賛成でも、反対でもないんだ、自分の安... ...続きを見る

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2018/05/04 18:10
魔法使いの陰謀
『魔法使いの陰謀』は現代ニューヨークを舞台とした魔法ファンタジー小説である。「フェアリーディル」シリーズ第三弾である。ニューヨークでは妖精の関与が疑われる事件が続発する。魔法使いのジョセフィーンは魔法使いと妖精の対立を煽る。ソフィー達は魔法使いと妖精の戦争の危機を食い止められるか。 本シリーズの魅力はファンタジーと現代ドラマの両方の要素が詰まっていることである。 マイケルは刑事としては柔軟な思考の持ち主である。だからファンタジー作品のレギュラーになれる。一方で本書では市民感覚とはギャップが... ...続きを見る

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2018/05/03 19:17
四日のあやめ
山本周五郎『四日のあやめ』は江戸時代を舞台とした時代小説の短編集である。最初の短編は「ゆだん大敵」である。ここでは武士道を究めるストイックさが描かれる。名人とは、仙人のような存在になる。右肩上がりに拡大する感覚とは正反対である。 ストイックな美しさは料理にも表れている。粗末な食材を使うからこそ美味しい、それこそが食事であるという。食材の価格と味が比例するというような浅ましい拝金主義を否定する。 表題作の「四日のあやめ」は何が正しい選択なのか考えさせられる。但し、最善手は私闘を防ぐことだろう... ...続きを見る

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2018/05/02 19:50

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林田力・東急不動産だまし売り裁判 2018年5月のブログ記事/BIGLOBEウェブリブログ
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